Saidaiji Highschool Library

西高30選
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「何か面白い本ない?」という声に応えるために始まった企画です。
『西高生が読んで面白い本』を図書委員が選んでいます。
 次の50冊の中からあなたの好きな30冊を選んで 読破して下さい。表彰します。

西高
30選
ルール

       ★:初級  ★★:中級  ★★★:上級
岡山ゆかりの作家 1 『No.6』 あさのあつこ
2013年の未来都市“NO.6”。人類の理想を実現した街で、2歳の時からエリートとして育てられた紫苑は「ネズミ」と名乗る少年に出会ってから、運命が急展開していく。
2 『17歳だった』 原田宗典
17歳。充実している一方で不満だらけ。身悶えしながら書いた恋文やカッチョ悪い小豆島家出事件の顛末などなど、岡山市内の高校で学生時代を過ごした作者によるエッセイ。
3 『でーれーガールズ』 原田マハ
東京から岡山へ引っ越してきた、夢見がちなマンガ少女、鮎子。気が強いけどどこか陰のある武美。30年ぶりに再会した二人のでーれー熱い絆の物語。
4 『きみの友だち』 重松清
恵美ちゃんはある事故がきっかけで誰とも付き合わなくなった。しかし彼女は衝突や傷みや喪失を乗り越えて、本当の友だちの意味を知った――。
5 『年下の彼』 小手鞠るい
旅先のロンドンで出会った9つ年下の男性と日本で再会し、交際が始まる。重なる勘違い・・・すれ違い・・・。果たしてふたりの恋の行方は??
6 ★★ 『博士の愛した数式』 小川洋子
「僕の記憶は80分しかもたない」と博士の背広の袖にはメモが留められていた。記憶力を失った博士にとって、私は常に“新しい家政婦”。10歳の息子も加わり、暖かい生活が始まる。
生きる 7 『17歳からのドラッカー』 中野明
計画を立てて実行し、反省し次へ活かす。単純なようでなかなかできない。高校生の今、勉強に対する取り組み方や、将来への考え方を少し考えてみませんか?
8 『東京バンドワゴン』 小路幸也
下町にある「バンドワゴン」は明治時代から続く、喫茶店を併設した古書店。そこにはちょっと変わった4世代12人の家族、堀田家が住んでいる。この家族が巻き込まれる珍事件や日常の中の騒動・・・彼らはどう切り抜ける!?
9 ★★★ 『人間失格』 太宰治
その手記は「恥の多い人生を送ってきました」という言葉で始まっていた。子どもの頃から本心を隠して周りの人々の意に沿うような言動を取ってきた男は、流され流され生きていく。
10 ★★★ 『異邦人』 カミュ
下流サラリーマンのムルソーは、母の葬儀でも涙を見せなかったどころか、翌日には海に遊びに行ったり、喜劇映画を見て笑い転げたり。その数日後にはアラビア人を射殺して、死刑を宣告されてしまうのだが・・・
11 『きみが見つける物語 恋愛編』 梨屋アリエ/乙一/山田悠介/有川浩/東野圭吾 
話題の作家がそれぞれに描いた恋の物語。梨屋アリエ『あおぞらフレーク』、乙一『幸せは子猫のかたち』、山田悠介『黄泉の階段』、有川浩『植物図鑑』、東野圭吾『小さな故意の物語』が集録されている。
12 『阪急電車』 有川浩
両端合わせて8つしか駅のない阪急電車、今津線。たまたま乗り合わせた乗客のそれぞれの物語。行きつけの図書館でよく見かけていた相手と車内で言葉を交わし、恋が始まったり、あほな彼氏と付き合う女子高生同士の会話に吹き出したり!
13 『マンゴスチンの恋人』 遠野りりこ
同じ高校に通う男女3人と生物の女性教師がそれぞれに語る恋の話。けれどその恋模様は普通の人とはちょっと違っていた。
14 ★★ 『夜は短し歩けよ乙女』 森見登見彦
なるべく彼女の目にとまるように心がけてきた。夜の町に、神社の古本市に、学園祭に、彼女の姿を追い求め待ち伏せしていた。「あ!先輩奇遇ですねぇ」・・・彼女は「先輩」の想いには気付かない。運命の大逆転はあるのか!?
15 ★★★ 『こころ』 夏目漱石
美しい妻と静かに暮らす「先生」には人には言えない過去があった。が、私に話してくれることはなかった。時が過ぎ、私の元に届いた「先生」からの手紙は、罪悪感に責められた遺書だった。
ファンタジー・SF 16 『はてしない物語』 ミヒャエル・エンデ
いじめられっこのバスチアンはある雨の日、古本屋の本を無断で持ち帰ってしまう。・・・次第に本と現実の世界がシンクロし始め、いつしかバスチアンは本の世界に入り込み、数々の冒険を繰り広げる。
17 『悪魔のいる天国』 星新一
金庫好きな人が泥棒を金庫に閉じこめようとする話。朝起きてから会社に着くまで、全て機械が自動でやってくれる話。もてない男が星の女性と通信恋愛した話。などのショートショート。
18 『星の王子さま』 サン・テグジュペリ
砂漠に不時着した飛行士の前に現れた、不思議な男の子。彼は遠い星からやって来た王子さまだった。王子さまと語り、絆を深めたふたりは、大切な時間を過ごしていく。しかし、別れの時がやって来る・・・。
19 ★★ 『パラドックス13』 東野圭吾
13時13分。突然世界から人間の姿が消えた!破壊されていく東京に残されたのはわずか13人。なぜ彼らだけがここにいるのか!?生き延びていくために、世界のパラドックス(矛盾)を解かなければいけない!!
20 ★★ 『銀河鉄道の夜』 宮澤賢治
苦しい家計を支えるために姉とふたりで働くジョバンニに、カムパネルラだけはだけは優しくしてくれた。ある晩、すっかり落ち込んだジョバンニは誰もいない丘に寝ころんで星を見上げた。その時「銀河ステーション」という声が聞こえてきた。
悩み 21 『学校がアホらしいキミへ』 日垣隆
学校の教えに違和感を抱いたキミへ。その価値観から自由になって、自分で考える力をつけるきっかけにしてみませんか?学校が面白くなければ、キミ自身が面白い人間になればいいのだ!
22 『レインツリーの国』 有川浩
きっかけは忘れられない本。そこからメールの交換を始めたふたりが接近するには時間はかからなかった。どうしても彼女に会いたくなってしまった「僕」だが、彼女はかたくなにそれを拒む。彼女がそうするにはわけがあった・・・。
23 ★★★ 『ゲーテ格言集』 ゲーテ
人間関係、恋愛、死、友情など、悩みに直面したときにこの本を開くと、心に染みる言葉が見つかるはず。
24 ★★★ 『蜩ノ記』 葉室麟
城内で刀傷沙汰を起こした庄三郎は、切腹こそ免れたがある男の監視役を命ぜられる。その男、3年後に切腹をしなければならない罪人の身だと言うが、庄三郎の目にその男は罪を犯すような人間に見えなかった。
25 ★★★ 『1Q84』 村上春樹
スポーツインストラクターの青豆と予備校で数学を教える傍ら小説家を目指していた天吾。二人ともそれなりに充実した日々を送っていたはずだったが、カルト教団に対する運動にそれぞれが巻き込まれていく。
青春 26 『戸村飯店青春100連発』 瀬尾まいこ
戸村飯店の息子、ヘイスケとコウスケは性格も見た目も正反対。東京・大阪と離れて暮らす兄弟が再会をきっかけに、人生を見つめ直す。一番大切なものは近すぎて見えないもの・・・。
27 『二メートル』 横山佳
高校までの通学路。同じ中学出身の話もしたことのない「アイツ」に説教までされてしまうハル。いやいやながら聞いていたけど、その会話を通して今まで見えていなかったものや気付かなかったことが見えてくる。
28 『都会のトム&ソーヤ』 はやみねかおる
クラスメイト創也の秘密を偶然知ってしまった内人。その日から、退屈だった彼の生活がガラリと一変!冒険はいろんな形で身近にあるものなのかもしれない――。
29 『風が強く吹いている』 三浦しをん
もう一度走りたい。そして駅伝の最高峰、箱根駅伝に出たい!そんな思いを抱える清瀬の前に、たぐいまれな「走り」で姿を現したのが藤原だった。清瀬は彼らを奮い立たせ、駅伝に挑む!
30 『青が散る』 宮本輝
燎平は、新設大学の一期生として、テニス部の創立に参加する。炎天下でのコート作り、部員同士の友情と敵意、勝利への貪欲な欲望、そして夏子との運命的な出会い。白球を追う若者たちを描いた、宮本輝の代表作。
31 ★★ 『霞町物語』 浅田次郎
高度成長期の只中にある日本。あのころ僕らは大学受験を控えた高校生で、それでも恋に遊びにと、この霞町で輝かしい人生を精一杯生きていた。
32 『龍馬がゆく』 司馬遼太郎
「薩長連合、大政奉還、あれァぜんぶ竜馬がやったことさ」と、勝海舟は言った。竜馬は土佐の郷士の次男坊にすぎず、しかも浪人の身でありながら大動乱期に仕事をなしえた。竜馬の劇的な生涯を描いた作品。
感動 33 『おしまいのデート』 瀬尾まいこ
年老いた高校時代の恩師との最後の食事、男同士のデート(?)の話など、訳あって“最後”の逢瀬となる5話のデートの短編集。
34 『あおぞらのむこう』 アレックス・シアラー
思いを残して死んでしまった少年は、みんなが「ぼくのために泣いている」ことを期待して、人間の世界に降りる。そこには自分の消えてしまった世界が広がっていた。全てを悟った少年はあおぞらへ行こうと決心する。
35 『雪だるまの雪子ちゃん』 江國香織
野生の雪だるまの雪子ちゃん。山のふもとの、小さくて閑かな村のはずれにひとりで住んでいます。雪子ちゃんはどんどん外に出掛け、新しい友だちを作ったり、雪で遊んだり、時には家でのんびりして、冬の季節を存分に楽しむのです。
36 『食堂かたつむり』 小川糸
衝撃的な失恋で失ったもの、恋人、家財道具一式、声。残ったもの、ぬか床。これを持ってふるさとに戻った倫子は、1日1組限定の食堂を始める。そこでの様々な出会いが、倫子やその周りのものを徐々に変えていく。
37 『西の魔女が死んだ』 梨木香歩
中学に進んでまもなく、どうしても学校に足が向かなくなってしまった少女まいが、西の魔女と呼ばれる大好きな祖母の元で過ごしたひと月のお話。何事も自分で決めるのが魔女修行の肝心かなめ♪
38 ★★ 『船を編む』 三浦しをん
出版社に勤める馬締光也。営業部では変人として持て余されていたが、人とは違う視点で言葉を捉える馬締は、辞書編集部に迎えられた。個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。しかし問題山積の編集部。さてどうなる!?
ホラー・ミステリー 39 『モニタールーム』 山田悠介
月収100万円というその仕事の内容は、刑務所の中でモニターを観察し、一人の受刑者に食事を与えるというもの。モニターに映っていたのは、地雷に囲まれた村に住んでいる少年少女の姿だった。
40 『告白』 湊かなえ
「愛美は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです。」我が子をなくした女性教師が、HRで犯人である生徒を指し示す。様々な視点からの「告白」により、事件の真相が解き明かされていく。
41 『放課後はミステリーとともに』 東川篤哉
生物の石崎先生を訪ねるため、特別教室棟に向かった涼は、そこで泥棒に遭遇し、居合わせた人たちと追いかけるが、泥棒は忽然と姿を消してしまう。翌日改めて、石崎先生を訪ねた涼に、先生は泥棒消失の謎を解き明かす。他8編の連作短編。
42 『ZOO』乙一
俺の家に届けられるある女性の死体写真。写真をパソコンに取り込んで連続再生させると、一人の女性が腐乱し、白骨化するまでの画像が現れた。「これは俺の恋人だ」必死に記憶をたどり、動物園を訪れる。ホラー短編集。
43 ★★ 『ナミヤ雑貨店の奇蹟』 東野圭吾
舞台は雑貨店。牛乳箱に入れられる様々な悩みに、店主が風変わりな解答をします。過去と未来が繋がって・・・色んな人が繋がって・・・。しかしその悩みに答えていたのは!?
44 ★★ 『ゴールデンスランバー』 伊坂幸太郎
普通に人生を送っていた青柳が突然首相暗殺の濡れ衣をきせられる。“用意された犯人”となってしまった彼は、ひたすら逃げ続ける。友が言っていた「習慣」と「信頼」で彼は無実を証明して逃げ切れるのか!?
理系 45 『世の中の裏が面白いほど見える理系の話』 話題の達人倶楽部
理系の目で世の中を見ると、意外な事実が見えてくる。暮らしの技術、からだ、食品、生物、宇宙、科学、物理・・・。文系アタマでもスラスラ読める理系本!
46 ★★ 『天才たちが愛した数式』 桜井進
どんな数式にも生みの親がいる。対数表を作ったネイピア、ブラックホールやビッグバンを数式で予言したアインシュタインをはじめ、高校生なら誰でも知っている天才や数式が多く登場する。
47 ★★ 『池田清彦の「生物学」ハテナ講座』 池田清彦
先生と生徒の掛け合いで進められていく、生物講義。「生物多様性」「遺伝子」「性」「免疫」「病気」「ヒト」「進化」目からウロコの7講義。
えほん 48 『ポストマン』 はまのゆか
20世紀に書かれ、相手に届くことのなかった無数の手紙が、「わたしの腕の中で眠っている」。作者の優しく打つ美しい絵にので、深いメッセージを読者に送る、大人のための絵本。
49 『きみのかみさま』 西原理恵子
発展途上国の子どもの立場で描かれたストーリーが15話集録されている。豊かな国から来た旅行者は「地獄」と言い、子どもたちの住む豊かな自然を見ては「天国」と言うのだった。
50 『あの路』 いせひでこ
ぼくはママとふたりだった。ママが死んだ。それでおばさんに引き取られた。車を降りたら三本足がいた。三本足はしっぽをふりんふりんした。ぼくは三本足と遊び、そして別れた。――それからぼくはひとりで歩んでいるのだ。
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