岡山県立西大寺高等学校

部活動/CLUB ACTIVITIES

2011.11.25更新


---演劇文学部---


平成23年度 部員数

男子2人,女子8人

   活 動 日  平日放課後 (大会前には休日も活動します)
   日常の
   活動内容

発声,エチュード etc

   年間
   行事予定
  4月  新入生歓迎会
  5月  
  6月  旭東地区演劇講習会
  7月  
  8月  夏合宿
  9月  文化祭,旭東地区大会
 10月
 11月  県大会
 12月
  1月  
  2月  冬季大会
  3月

   沿  革 (西大寺高校『創立百年誌』2006年発行,に基づき一部改変)
 部の名称は部室の扉の表示によると「演劇・文学部」が正式らしい。部員の間にも代々そう伝わっている。ただ,校内外では「演劇文学部」「演劇部」と記録されたものも多い。
 現在,部は岡山県内の高校演劇部でつくる組織「岡山県高等学校演劇協議会(高演協)」に加盟し活動をおこなっている。「旭東地区」に所属し,春の講習会と,秋の地区大会・冬季大会の2回の対外公演(いずれも瀬戸内市中央公民館にて),文化祭での公演がその主な活動である。
 『高校演劇50年』(2002年,岡山県高等学校演劇協議会)には「小史」として次のように載っている。

 部の名称は「演劇文学部」ということになっている。創設は不明。90年余の学校なので,盛衰を繰り返してきたものと思われる。あるときは文学が盛んになり演劇が衰え,時にはその逆もあったであろう。1950年代に演劇部が消滅したという伝承がある。あるからには存在していたということだろう。『おかやまの高校演劇』には55年,59年備前地区のところに『若年』『颱風一三号』という演目で所収されているので,消滅後また復活したものと思われる。以後記録らしい記録が残されていない。校内で上演したものと思われる脚本に85年の日付があるものがある。以後,高演協に現れるまで3年,「演劇文学部」として潜んでいたものと思われる。(後略)

 校誌「西大寺」の創刊号(1985年2月)に載っている部長さんの文をみても当時の上演は校内の文化祭のみであったようである。高演協での活動が記録にあらわれるのは,1987年旭東地区大会での『トロイメライ』の上演からである。翌88年には地区から選ばれて初めて県大会に出場している。この年,八木和一氏が顧問となり,以後十数年にわたり部を指導され隆盛期をつくられた。主な記録は次の表を参照していただきたい。

西大寺高校 演劇・文学部の記録
年度 部員数 予算額(円) 旭東地区大会上演作品名 備考
1984(S59) 7 14,100 (出場記録なし)
1985(S60) 7 15,500 (出場記録なし)
1986(S61) 21 18,500 (出場記録なし)
1987(S62) 22 20,000 如月小春「トロイメライ」
1988(S63) 16 25,000 市堂令「青い実を食べた」 県大会出場
1989(H1) 17 27,000 花谷啓子「記憶の森」(創作) 県大会出場
1990(H2) 10 33,990 西大寺高校演劇・文学部「パジャマ クエスチョン」(創作)
1991(H3) 16 32,420 奥山由紀子「風船の箱」(創作)
1992(H4) 10 31,145 高瀬邦一「あなたも・・・ですか」 県大会出場
1993(H5) 17 33,420 井関義久「学校」
1994(H6) 12 29,360 成井豊「不思議なクリスマスのつくりかた」
1995(H7) 17 23,054 三島由紀夫「斑女」
1996(H8) 31 30,727 伊藤隆弘「夜空を駆けろ!チンチン電車」
1997(H9) 22 35,700 金宮淑恵「傍観」 県大会出場
1998(H10) 25 94,250 石山浩一郎「しらみとり少女」
1999(H11) 8 72,000 西大寺高校演劇・文学部「執行猶予期間ーモラトリアムー」(創作)
2000(H12) 11 84,000 金宮淑恵「傍観」
2001(H13) 19 75,000 森本ゆかり「童話裁判」
2002(H14) 13 73,000 朝戸薫「宴夜」 県大会出場
2003(H15) 13 70,000 ながみねひとみ「やっぱりさ!〜ガーガーアヒル大作戦〜」 県大会出場
2004(H16) 8 80,000 金美里「雨が止んだら,」(創作) 県大会出場
2005(H17) 9 79,970 西大寺高校演劇・文学部「●○Blue moon○●」(創作)
2006(H18) 0 75,900 (出場せず)
2007(H19) 0 7,000 (出場せず)
2008(H20) 0 7,000 (出場せず)
2009(H21) 4 7,000 明待悠(あまつゆう)「幽明の境」 蒼星賞受賞
2010(H22) 10 32,000 明待悠(あまつゆう)「Nocturne−夜想曲−」
2011(H23) 10 37,500 明待悠(あまつゆう)「Dual」 県大会出場
『幽明の境』2009年9月27日上演
   (瀬戸内市中央公民館)

 同級生からのいじめを苦にして自殺した主人公。「幽明の境」(生と死の境)で彼女を助けようとする2人の人物。一人は心優しき死神「灰(かい)」、もう一人の「白(はく)」は・・・・。
『Nocturne−夜想曲−』2010年9月26日上演
   (瀬戸内市中央公民館)

  王族の息子ノーチェ。彼と姉のルーチェは、浮浪者たちを拾ってきて自分の屋敷に住まわせている。拾われたガロウ、マリス、ヴィスはノーチェやルーチェと家族のように暮らすようになったが、やがてある計画を実行にうつす。「みんなしあわせなくに」をつくるため・・・。
『Change』2011年2月13日冬季大会上演
 (瀬戸内市中央公民館)

 西大路高校化学研究同好会の部室。文化祭が近づくなか、会長の自称マッドサイエンティスト「純(じゅん)」はある実験に取り組んでいる。会員の「健(けん)」と「知花(ちか)」はその実験に巻き込まれ“Change”してしまう。さあこの先どうなるのか・・・。
『Dual』2011年9月25日旭東地区大会上演
 (瀬戸内市中央公民館),
  11月5日県大会上演(総社市民会館)
 
家族のいない女子高校生まやは、毎朝学校の図書室で読書するのが日課だった。ある日、まやの中にさやと名のるもう一つの人格があらわれた。さやはまやに消えてほしいという。まやとその幼なじみ忍は、さやの真意をさぐっていく。そしてまやの過去があきらかに・・・。